ドライポンプテクノロジーによる大規模食肉生産企業の生産量向上
2020年3月10日
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食品業界では、過去50年間にわたって、加工と包装に油封式真空ポンプを使用してきました。こうしたポンプは、この業界で非常にうまく機能していますが、この技術に伴う欠点として、割高なメンテナンス費用と再組立費用の負担があります。この油封技術によりエンドユーザーのエネルギー消費量も増加しており、米国の食肉業界誌The National Provisionerによれば、これには、世界の食肉・鶏肉生産企業上位10社のうちの数社が含まれます。
ドライポンプ技術は食品生産を最適化できるのでしょうか?
ライボルトは、注目度の高い食肉メーカーのロータリー包装システムでドライポンプ技術をテストするプロジェクトに参加しました。このクライアントは、テスト開始前に既存の機械で1分あたり32~34パックの生産量を達成していました。ライボルトRUVACおよびDRYVACドライポンプを使用したことで、生産量を毎分40パックに増加することができただけでなく、システムは、2年間にわたって正常に動作し続けました。
実験の結果分かったこと
週5日の単一生産シフトの場合、毎分4パックの生産増は、同じ設備で1年あたり500,000パックの増産にあたり、ドライポンプの優れた効率と高い収益性から得られるスピーディな投資収益率(ROI)を実証しています。さらに、基礎圧力の改善、高い信頼性、油封技術の場合のメンテナンス負担の解消を実現しました。
ライボルトの成功を再現
ライボルトとお客様は、今日までの間に、米国の他の工場でも同レベルの成功を達成しています。このベンチャーは非常に成功したため、米国内のお客様の施設における新規のロータリー包装機において、ライボルトが今や標準装備となっています。
このプロジェクトの結果、ライボルトは現在、同じ顧客とともに、食品の包装と加工におけるオイル汚染防止努力の一環として、Rollstock社製包装機の真空技術をウェットからドライに更新する実証試験に携わっています。