炭素精製炉の真空システムを「ウェット」から「ドライ」へ
China Steel Chemical 社 様(台湾)
導入製品:DRYVAC DV 650 C + RUVAC WS
【お客様の課題】
China Steel Chemical 社様の炭素精製炉では、液封式真空ポンプ(LRP)とガスエジェクターを組み合わせた真空システムを使用していました。しかしこのプロセスは、真空ポンプにとって以下のような極めて過酷な条件を伴います。
- 高温かつ腐食性のガス(HCl)がポンプ内に流入する
- ダスト(粉塵)の負荷が非常に高い
その結果、LRP はダストによる目詰まりと HCl による腐食を繰り返し、想定外のダウンタイムと高い運転コスト(CoO)を招いていました。
【ライボルトのソリューション】
ライボルトは「ポンプの置き換え」ではなく、プロセス課題そのものに向き合うアプローチで、ドライ真空ポンプ DRYVAC DV650C とメカニカルブースター RUVAC WS による構成を提案しました。
DRYVAC は圧縮室がドライに保たれるため、HCl 蒸気は凝縮することなく通過し、ポンプへのダメージを与えません。微細なダストも同様に排気側へ送り出されるため、目詰まりも起こりにくい構造です。
【導入効果】
- トラブルフリーな真空システムを実現し、目詰まり・腐食による計画外停止を解消
- 主運転点で 17 kW の消費電力削減(LRP:25.5 kW → DRYVAC DV650C:8.5 kW)
- 稼働率向上・電力コスト削減・粉塵およびHClによるポンプ劣化に起因するオーバーホール頻度と保守コストの低減により、短期間で初期投資額を回収
従来液封式ポンプを使わなければいけないと思われていた、過酷なアプリケーションである炭素精製炉においても、ドライ真空ポンプが確実に機能することを実証した、代表的な「ウェットからドライへ」の事例です。
ライボルトのポンプが導入されたお客様の現場
導入されたドライ真空ポンプ・DRYVAC
メカニカルブースターポンプ